IT企業のトップは
自分たちが開発した製品に
複雑な感情を抱いているそうです。
その最たるものが、
アップル社の創業者
スティーブ・ジョブズの
エピソードです。
ニューヨークタイムス紙の記者が、
あるインタビューでジョブズに
こう尋ねました。
「自宅の壁は、スクリーンやiPadで
埋め尽くされているんでしょう?」
それに対するジョブズの答えは
「iPadはそばに置くことすらしない」
そしてスクリーンタイムを
厳しく制限していると話したそうです。
テクノロジーが私たちに
どのような影響を与えるのか、
ジョブズほど的確に見抜いていた人は
少ないでしょう。
たった10年の間に
ジョブズはいくつもの製品を
市場に投入し、
私たちの生活を
変貌させました。
それなのに
自分の子ども使用には
慎重になっていたという事実は、
研究結果や新聞のコラムよりも
多く語っています。
このように、
人間に多くの影響を与える
デジタル機器
(スマホ、タブレット、PC、ゲーム機など)
を何の制約もなく
子どもたちに持たせても
大丈夫なのでしょうか?
・・・・・
『スマホ脳』
アンデシュ・ハンセン 著
久山 葉子 訳
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