コロンビア大学では、
覚えるべき事柄を
インプットする時間と
アウトプットする時間を計り、
実験者たちがどれくらいの割合のときに
一番成績が高いのかを計測する実験
が行われました。
そのときに、
『インプットの割合が3割
アウトプットの割合が7割』のときに、
いちばん記憶に定着することが
わかったのです。
要するに、
人の話を読んだり
聞いたりしているだけでは
人は物事を全然覚えられず、
問題を解いたり
説明したりしているときのほうが
物事を覚えやすいのです。
『授業を聞くと、頭がよくなる』
この答えが『×』だとは思いません。
ただ、
『授業を聞くだけでは、
頭はよくならない』というのは
明確だと思います。
真に頭がよくなるのは、
人から何かを教わっているときではなく、
自習の時間です。
自分で時間をコントロールして、
自分で考えて、
自分なりに咀嚼して、
ノートにまとめたり、
問題を解く時間が長くないと、
成績は上がらないのです。
結局先生が
どんなにいい授業・わかりやすい授業を
したとしても、
それを受ける生徒が家に帰ってから
その授業を咀嚼したり
復習したりする時間がないと、
成績は伸び悩んでしまうんです。
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参考文献
・東大生断言「教えないほうが成績が上がる」
その真意
4月11日 東洋経済
・経営者を育てるハワイの親
労働者を育てる日本の親
著者:チゲット千恵子
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